アナタにあせったロケはありますか？（アセットアロケーションとは）

「コウ君、顧客のアセットアロケーションはあるかね」

「・・・」

「どうした。有るのか無いのか」

「今、ここで言うんですか」

「まぁ、口頭でもいいが後で表にまとめておいてくれ」

「はい、分かりました。表にまとめておきます」

「コウ君表はできたかね」

「はい、どうぞ」

「えーと、不注意が５０％、うっかりミスが２５％、その他２５％、何かねこれは」

「はい、あせったロケーションです。」

「ん。」

「ですからあせったロケです。１つめがトイレを間違えて、2つめが乗る電車を間違えて、３つめが」

「もういい、分かった。私が言いたかったのは『アセット・アロケーション』だ。」「あせったロケーション？」

「アセットは資産、アロケーションは配分、つなげてアセットアロケーションは資産配分のことを言うんだ。」

「はぁ・・・」

数時間後・・・

「できました課長」

「どれどれ・・、トイレを間違えた２５％、乗る電車を間違えた２５％、書類にコーヒーをこぼした２５％、切符を無くした２５％、何かねこれは。」

「いや、ですから、悲惨配分です。」

「資産とは、こう書くんだ」

「資産って？」

「不動産、株式、債権、保険の4つに分けた円グラフをまた用意してくれ。質問はあるか」

「あの課長、なんで保険は資産なんですか。それと不動産、債券って何ですか」

「まずそこから説明しなければならないのか・・・」

次の日。

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